〜家相について〜

●住宅の家相

 住宅を建てる際に家相を気にされる依頼主は多いものです。また家相は全く気にしないと言う方もいらっしゃいます。
 家相というものの真偽はともかく、当事務所は家相については否定せず依頼主から要望があれば家相の考え方に基づいた計画を行います。


●住宅設計に家相の考え方を取り入れる際には

 家相の考え方も取り入れてほしいとの計画の依頼があった場合、当事務所では家相について書かれている市販の解説書を設計の際に参考にしますが、本によって内容が微妙に違う箇所があります。
 また多くの解説書にも書かれていることですが、家相的に良いとされていることの全てを取り入れるのはかなり困難で、また無理に当てはめようとすると建物の使い勝手・デザイン・経済性等を犠牲にすることもあるので、市販解説書に書かれている内容の6割ほどあっていれば良しとすれば十分ではないかと思います。
 ただし、すべてはお施主様次第ですので、設計の早い段階で希望や考え方を、お聞かせください。

また、家相は気にしないという依頼主の計画に対しても、最低限下記については、昔から良くないと言われている事なので、計画の際に考慮しています。 

 ・北東に、便所は配置しない。
 ・1階玄関の真上に2階便所を置かない。
 ・鬼門 等

●家相の「北」

いくつかの家相の解説本によると、家相を見る場合「北」の方位を正確に出す必要があります。
 「北」には「真北」と「磁北」があります。

 ・「真北」とは、地図上の「北」で北極点をさす。
 ・「磁北」は磁石がさす北。

 建築法規上では北といえば「真北」で、北側斜線や日影規制にはこの「真北」を使いますが、それに対し家相を見る時は「磁北」を使わなければいけない場合があります。
 日本国内の磁北は場所により、真北に対し西側に5度〜8度程度ずれています。
 「磁北」を現場で測定する場合、電線やその他の影響を受け正確に測定できないことがあります。
 国土地理院では10年に一度「磁気図」を作成し「真北」と「磁北」の角度差を測定しているそうです。
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